神社さんぽ -ときどきガンダムと猫と小説-

出雲大社や伊勢神宮等の超有名神社もいいですが、地元ゆかりのローカルな寺社仏閣も捨てがたい! そんな私が地元福岡を中心に、ゆる~く散歩気分でローカル神社を参拝するブログです。

<其の陸拾四>下梶原現人神社

第六十四回の神社紹介は、下梶原現人(あらひと)神社です。
住所は福岡県筑紫郡那珂川町下梶原1丁目9、公共交通手段を使う場合は九州新幹線「博多南」駅から西鉄バス「那珂川ハイツ」下車徒歩5分となっています。
徒歩ラーの方は夏場は熱中症に気をつけましょう!


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この一枚で全てが分かる、百聞は一見にしかずとはまさにこの事。(笑)

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一応地図上では「現人神社」となっていましたが、社額がかすれて読めません。>_<

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瓦屋根の拝殿はフルオープンの開放感。
小さいながらも向拝が付いている基本に忠実な造りは、現役時代の西武ライオンズ辻監督を思わせます。

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本殿は石の祠。
原始神道の香りを漂わせていますね~。

この規模なので手水舎はありません、各々方清めて参られよ!

もちろん由来書きもありませんので、ちょっと調べてみました所、現人神社というのは那珂川町仲にある宮が本宮で、なんと!住吉神社の元宮との事。
巷では博多の住吉神社が先か大阪の住吉大社が先かなんて不毛な争いが巻き起こってますが、小っちぇえ小っちぇえ。(笑)
となればご祭神は当然住吉三神となる訳ですが、なぜ航海の神、海の神である住吉三神がこちらに!?というのは当然の疑問。
なんでも一説によると、昔はこの辺まで海岸線が来ていたなどというなんとも信憑性の薄い話みたいですね~。
海岸線は置いておいても、住吉神社と仲の現人神社の間に何らかの祭祀上の繋がりがあったのは確かなようです。
意外な所に歴史を感じる手がかりというのは残っているものですね~。

<其の陸拾参>三沢日吉神社

第六十三回の神社紹介は、三沢日吉神社です。
住所は福岡県小郡市三沢2342、西鉄天神大牟田線「三沢」駅徒歩5分、のどかな田園風景の一部となっている神社です。
日吉神社を紹介するのは第十回の観世音寺日吉神社以来となりますね、日吉神社と言えば神猿さんという事で、太閤秀吉も特別な神社として扱っていた事もあり、福岡辺りではもっと勢力あってもいいと思うんですけどね~。

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という訳で、こちらは一の鳥居正面からの全景です。
なかなか勇壮な感じがしますね~。

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苔むした二の鳥居も好き!
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こちらの社額はゴージャス、個人的にはこれが日吉神社のイメージ。

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瓦屋根の手水舎。
水墨画に合いそうな佇まいです。

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そして拝殿はこちらも立派な瓦屋根。
そういえば観世音寺の日吉神社も拝殿は瓦屋根だったような・・・、これは日吉神社の伝統ですかね~。
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側面からのカットです
う~ん、手の込んだ造りですね、宮大工さんの情熱が感じられます。
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こちらの社額もゴージャス、これですよ、これ!

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本殿はシンプルな流れ造。
こちらは緑青銅板葺き、これも観世音寺の日吉神社と同じパターンですね。

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日吉神社と言えばこれ。
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神猿さんです、見ざる言わざる聞かざるの2連コンボ!

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神猿さんの手前には狛犬さん。

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広い境内には末社もたくさん!
・天照皇大神宮
・天満神社
・烏帽子神社
・金比羅宮
・宮地嶽神社
があるそうです、全て見つけられるかな?

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三沢支石墓だそうです。ドルメンですよ、ドルメン!

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こちらも隣接して広場があります!
お祭りの予感ですね~。

さて、こちら日吉神社なのでご祭神は「大山咋神」。
ちなみに総本宮の日吉大社では他に「大国主命」も祀っているんですが、この2神を総称して「山王」と称し、総本宮の比叡山日吉大社では山王信仰が盛んだったそうです。
ちょっとややこしいのが、比叡山と言えば天台宗延暦寺、実はこの天台宗が興した神道の一派から山王神道が始まったんですね~、で、後にあの南光防天海が山王一実神道と改めたとか。
神仏習合という意識もないほどに自然と一体化していたんでしょう、この辺の宗教観については日本人ってアバウトですよね~、反対に適当っぽい欧米の人が宗教に関しては厳格になるのも面白いです。
ともあれ、そんな縁もあってか徳川家の氏神様って「大山咋神」なんですよ!これはちょっと意外でした。
う~ん、歴史って面白いですね!

<其の陸拾弐>西島竃門神社

第六十二回の神社紹介は、西島竃門神社です。
住所は福岡県小郡市三沢西島5010、最寄り駅は西鉄天神大牟田線「大保」駅徒歩9分、のどかな田園風景の中に溶け込む神社です。
それにしてもこの辺りは宝満信仰が根強いですね~、しかもローカル神社に良く見られる公民館とのセット案件です。
さて、それでは早速紹介してまいりましょう!

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なんとこちら楼門があるんです!
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瓦屋根の立派な楼門の中には仏像さん!

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こちらは鳥居がある方の入り口ですが、見て下さいこの高木。
天まで届け、この想い!

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で、こちらが一の鳥居。
シンプルな佇まいが心安らぎます。
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社額もシンプル。

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拝殿もオーソドックスな緑青銅板葺きの切妻屋根ですが、この棟の高さはなかなかのものですね。
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野に入る屋根の面積が大きいので迫力を感じます。

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本殿は千木・鰹木を備えた本格派。
そして小郡市の神社の特徴でしょうか、流れ造ではなく切妻となっています。

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狛犬さんはおっさんみたいな顔になってます。

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手水舎も風格のある造り。

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所狭しと建ち並ぶ末社や石碑。

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広々とした境内ですね~。
隣接している公民館と連動して地域行事に大活躍しそうです。

こちらの神社では、毎年「ひょっとこ踊り」と「子どもみこし祭り」が行われているそうで、残念ながら今年はもう終ったみたいです。
みこしを担ぐちびっ子達と、ひょっとこの面を被って踊り狂う大人達、実に見ごたえのある祭りのようですね~。

そうだ!九州へ行こう!
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